シエルホームデザインの取り組み
外壁材の種類と組み合わせ【窯業系(ようぎょうけい)サイディング】
お家の第一印象を決定づけるのは、間違いなく外観です。外観のデザイン、色使い、使用する素材は、家全体の雰囲気を大きく左右し、そこに住む人々の個性やセンスを反映させる重要な要素となります。
私たちシエルでは、これらの要素に細心の注意を払いながら、各家庭に最適な外観デザインの提案を行っています。外観が持つ色味は、使用する素材によって大きく印象が変わるため、素材選びは特に重要です。
外壁材の種類は大きく分けて4つ、
・窯業系(ようぎょうけい)サイディング
・鉄板系サイディング
・天然素材
・塗装外壁 に分けられます。
各種類の外壁材はそれぞれ特有の特徴を持ち、建物に異なる表情をもたらします。ここでは、特に窯業系サイディングに焦点を当て、その詳細とシエルでの取り扱い方について詳しく解説します。
目次
窯業系サイディングの特徴・メリット
窯業系のサイディングのメンテナンス・デメリット
シエルのこだわり
窯業系サイディングの特徴・メリット |
窯業系サイディングは、その美しさと多様性で日本の住宅市場において広く採用されています。この外壁材の最大の魅力は、高級感がありながら多彩なデザインオプションを提供する点にあります。リアルな木目調や石目調、塗り調など、様々な仕上がりから選べるため、家づくりの際に個性を表現することができます。
具体的な特徴やメリットを見ていきましょう!
1. デザイン性が高い
窯業系サイディングは、素材の質感を精巧に再現しています。木目調、石目調、塗り調など、本物の素材と見間違えるほどリアルな表現が可能です。これにより、外壁に高級感と深みを与えることができます。
2. カラーバリエーションの豊富さ
様々な色やパターンが用意されているため、建物の外観に合わせて最適な色を選ぶことができます。この豊富なカラーバリエーションは、デザインの自由度を格段に高め、建築家やデザイナーにとって大きな魅力となっています。
3. 組み合わせによる多様な表情
例えば、塗り調のホワイト系のサイディングを基調とし、石目調や木目調のアクセントを加えることで、建物の外観は一層際立ちます。また、石目調のブラック系と木目調を組み合わせることで、モダンで洗練された外観を演出することが可能です。
4. おうちづくりの醍醐味
組み合わせによって様々な表情を生み出すことができるので、お家づくりの過程で最も楽しく、同時に悩ましい作業の一つとなります。これは、おうちづくりのクリエイティブな過程を堪能する上での大きな魅力です。
外壁材を選ぶということは、ただ単に壁を覆うための選択というわけではなく、住まい全体の印象を左右する重要な部分です。この素材を選ぶ際には、建物全体のデザインコンセプトに合わせて、最も調和するスタイルを選ぶことが大切です。それによって、ただの住宅ではなく、住む人の個性とセンスが反映された「理想的なお家」を作ることができます。
窯業系のサイディングのメンテナンス・デメリット |
窯業系サイディングはそのデザイン性や自由度が魅力ですが、メンテナンスの必要性に関しては注意が必要です。ここでは、窯業系サイディングのメンテナンスに関するデメリットとその対策方法について詳しく解説します。
1. メンテナンス周期
窯業系サイディングの主なデメリットは、比較的早いメンテナンス周期です。一般的には、約15年ごとにメンテナンスを行う必要があります。これには塗装の補修や、コーキング材の交換が含まれます。
2. 塗装の劣化
長期間の使用により、塗装が剥がれたり、褪色したりすることがあります。これは外観上の問題だけでなく、材質を保護する機能の低下を意味するため、定期的な塗り直しが必要になります。
3. コーキング材の劣化
コーキング材は、板と板の継ぎ目に使用される充填剤です。時間とともに硬化し、亀裂が入ることがあります。これが進行すると、水漏れや空気漏れの原因となり得るため、定期的な点検と必要に応じての交換が重要です。
メンテナンスをしないと塗装の剥がれてきたり、板と板の継ぎ目のコーキング材(目地材。充填剤。触るとぷにぷにしています。)が硬化し切れてきてしまいます…
既に窯業系のサイディングで建てられている方は今一度、以下の項目のチェックをしてみてください。
□ 外壁材に亀裂が入っていないか □ 塗装面に褪色・白化が目立っていないか □ コーキング材にはく離・亀裂が発生していないか □ 付属部材の錆や化粧部材の欠損がないか |
適切なメンテナンスを行うことで、窯業系サイディングの外壁材の性能を長期にわたり維持することが可能です。定期的な点検とメンテナンスによって、住宅自体の耐用年数も延ばすことができます。
また、メンテナンスがほぼ不要な最新の窯業系サイディング製品も市場には存在します。これらの製品は、特殊なコーティングや改良された素材を使用しており、従来の製品に比べて劣化しにくい設計になっています。興味のある方は、インテリアコーディネーターに相談し、自分の住宅に最適な選択肢を検討すると良いでしょう。
シエルのこだわり |
私たちの外観に対するこだわりは何といっても目を引くデザイン。お客様に心から喜んでいただけるような仕上がりを目指しております。
このセクションでは、外壁材の選び方や配置に関する工夫をご紹介し、どのようにして視覚的に魅力的で調和のとれた外観を実現しているのかを解説します。
シエルでは、外壁材に2色から3色を使うことがありますが、その色の切り替え部分をできるだけ入隅部分で行うようにしています。入隅部分とは、2つの面が内側でぶつかる部分のことを指します。この方法によって、外観がすっきりとして美しく仕上がります。この細やかな配慮が、シエルの外観に洗練された印象を与える要因となっています。
色やデザインの組み合わせも大事です。はっきりと色味と表情を変えて作り上げるとよりかっこよく、色味のトーンを抑えて作り上げると重厚感のある外観に仕上がります。
この段階になると、外観に出てくるサッシ枠(窓枠)や水切り色(基礎と外壁の間に通る部材)、破風(屋根の端の部分)の色味も出てくるのでここのあたりのコーディネートも大事になってきます。
打合せの際は様々な部材名称と色味サンプルが出てきて迷われると思いますが、迷ったらぜひ担当の営業・コーディネーターにご相談ください!!
以上、窯業系のサイディングについて3項目に分けてご紹介してきました。
次は鉄板系のサイディングに関してご紹介します。
鉄板系サイディングにも魅力がたくさんありますので、引き続きお楽しみにしていてください!
今回のコラムでご紹介したのは、お家づくりの中のほんの一部分です。これだけでは様々判断するのは難しいと思います。正直今後は外壁材はもちろんですが、お家づくりに関するコラムを掲載していく予定ですのでお見逃しなく!
このように、シエルでは外観デザインに対しても多角的なアプローチを取り入れています。お客様一人ひとりのニーズに応じた最適な提案を行い、細部にわたるこだわりをもって美しく機能的な住空間の想像を目指しています。
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長岡 紗夕望
2級建築士。インテリアコーディネーター。ライティングコーディネーター。窓装飾プランナー。整理収納アドバイザー。
IC課所属。住宅における空間デザインや照明、造作家具の設計等、内装デザインの提案を行う。
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