家づくり
知ってると便利!住宅ローンの流れ
衣食住の中での「住」は、新しい生活を始める上で重要な基盤となります。新築を購入する方、中古住宅に住む方、マンションを検討する方など、様々な住まいの選択肢がありますよね。住宅は人生において大きな買い物であり、その購入に際して利用されるのが住宅ローンです。これは9割の人が利用すると言われる金融商品であり、今回のコラムではその詳細について説明します。後悔のない選択をするために、住宅ローンのアレコレをお話ししていきます。
目次
住宅ローンって何?
住宅ローン借り入れの流れ
最後に
住宅ローンって何? |
住宅ローンは、住宅を購入する際に多くの方が利用される金融商品です。具体的には、購入した物件を担保にして金融機関から融資を受け、決められた契約条件に基づいて融資を返済していく仕組みです。
住宅ローン借り入れの流れ |
① 銀行選定
金利や優遇条件などは個々のお客様によって異なります。最適な商品を見極めるためには住宅営業担当と慎重に銀行を選定しましょう。
まずは、自分に合った金融機関を見つけ、上手な住宅ローンの組み方について考えましょう。皆さんはなるべく低い金利で借りたいとお考えでしょう。では、一体どんな条件が低金利に影響するのでしょうか。
・勤続年数
・ご職場
・家族構成
・個人信用情報
・ご年収
・金利引き下げ条件を満たしているか
など…
上記の内容をしっかりとお伝えすることでピッタリな銀行を選ぶ際の相談がより具体的になり、適切な提案を得られる可能性が広がります。住宅ローンは一つの商品に留まらず、幅広い選択肢がありますので、豊富な知識を持った住宅営業担当に対して不安な点や疑問を率直にぶつけることは非常に良いアプローチになりますね。
また、ローン借り入れ期間は35年が一般的ですが、40年や50年と長い期間の商品も存在し、ここ数年で選ばれる方が増えています。低金利時代と言われる今、低い金利で長期間借りることで月々の負担額が軽減され、返済の資金が積み上がれば繰り上げ返済も可能です。選ばれることの多い借入期間である35年を基準に40年で借りた際のメリットとデメリットを一部ご紹介します!
~40年~
メリット
- 35年に比べて月々の返済額の負担が軽減される
- 住宅ローンの借入額を増やすことが出来る
デメリット
- 利息の負担が増えるため返済総額が高くなる
- 35年に比べて保証料率が高い
など…その個人個人によってメリットデメリットが変わります。
② 事前審査に申し込む
お客様にとってどの銀行が良いのか、また借入可能かどうかを確認するため、銀行に事前審査を申し込む必要があります。審査の結果は約1週間ほどで分かりますので、銀行選定が終わったら早めに審査を始めましょう。必要書類には以下の書類をもってきていただきます。
- 本人確認書類(運転免許証等、顔写真の分かるもの)
- 印鑑
- 源泉徴収票
- ローン残高証明書(借り入れがある方)
※個人事業主の方は、金融機関にもよりますが基本的に確定申告書が三期分必要になります。
③ 本審査に申し込む
事前審査が通過したら、まずは安心です。建物を決めて住宅づくりを始めていくため、住宅ローンの申し込み手続きを行います。本審査に必要な書類は下記の通りです。
- 住民票
- 印鑑証明書
- 請負契約書の写し
- 売買契約書の写し など…
※各銀行によって提出書類は様々です。
この審査には2~3週間ほどかかります。事前審査よりも時間がかかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。
④ 金消契約を結ぶ
本審査が承認となれば、金銭消費貸借契約を締結します。
⑤ 融資の実行
金銭消費貸借契約が成立した後、融資が実行されます。住宅ローンの契約は様々で、つなぎ融資といったものをを取り扱う金融機関もあり、建物が完成するまでつなぎ融資を使用し、土地の決済や着手金等を支払っていきます。様々な融資条件があるため、計画的なプランを立てることが重要です。
最後に |
いかがでしょうか?他にも伝えきれないことが沢山ございます。住宅ローンは長く支払っていくものになります。ご家族で過ごす時間やイベント、日々の生活を豊かに送ることができるよう、お客様に合った住宅ローンを弊社がご提案させていただきます!LIFE IS BEAUTIFUL!続きは金利や団体信用生命のコラムにて!
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執筆者プロフィール |
吉村 亮祐
2級建築士。住宅省エネルギー設計技術講習。省エネ建築診断士。ライティングコーディネーター。
2015年入社。設計提案部所属。図面や土地提案、住宅ローン等、お家づくりにおけるお客様のトータルサポートを行う。