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COLUMN コラム

家づくり

用途地域で見る理想の暮らし

建物が並ぶ地域

皆様はご自身が暮らす家や日々働く職場が位置する地域の特徴、それが実は「用途地域」という、法に基づく取り決めによって細かく定められていることはご存じでしょうか?
用途地域は私たちの生活環境を守り、より良い社会の構築を目指すために定められています。しかし、それを普段意識することはないといっても過言ではないでしょう。

住宅が並び、子どもたちの笑い声が響く地域、賑やかな商店街、そして工場などが立ち並ぶ工業地域。これらが混在することなく、それぞれが調和を保ちながら存在しているのはなぜでしょう?この背後には、用途地域制度という、私たちの生活環境を計画的に整えるための法的な枠組みが存在します。

今回のコラムでは、この「用途地域」というテーマを深掘りし、それが私たちの生活にどのような影響を与えているのか、そして、理想的な暮らしを実現するためにはどのようにこの制度を理解すべきなのかを解説します。
このコラムを通じて、その地域の特性を理解し、皆様にとっての「理想の暮らし」がどこにあるのか、そのヒントを発見するきっかけになれば幸いです!

目次
用途地域の役割
用途地域で定めていること
用途地域を確認する重要性
最後に

 

  用途地域とは
 

「用途地域」とは、土地の利用目的別に区分された地域のことを指し、住宅地、商業地、工業地、農業地などがこの分類に含まれます。この制度は、都市空間をバランスよく整備し、住みやすい環境を作り出すために欠かせない重要な要素です。そのため、建築物の高さや容積率、使用目的などに制限を設け、地域ごとに最適な環境を保持しています。

この用途地域制度によって、私たちの身の回りの環境は大きく影響を受けています。たとえば、第一種低層住居専用地域では、静かで落ち着いた住環境が維持され、家族連れや高齢者にとって理想的な住宅地が形成されます。一方、商業地域では、ショッピングセンターやレストラン、オフィスビルが集まり、活気あふれる毎日が送れるよう配慮されています。工業地域では、工場や研究施設が集中し、地域経済の発展と雇用創出に貢献しています。

さらに、用途地域は単に地域ごとのルールを設けるだけではなく、災害時の安全確保や環境保全といった公共の利益も考慮しています。例えば、工業地域では、騒音や振動、化学物質の使用といった環境への影響を最小限に抑えるためのガイドラインが設けられています。
※具体的な規制内容や適用範囲は、地方自治体や計画地域により異なる場合があります。

このように、用途地域制度は私たちが快適かつ安心して暮らし、働くための基盤を提供するとともに、都市の持続可能な発展を支えるための重要な役割を果たしています。

  用途地域で定めていること

 

用途地域によって定められる基準は、私たちの住環境を守り、都市の機能を適切に維持するために不可欠です。
ここでは、具体的に「建築できる建物の種類」、「建ぺい率と容積率」、「高さ制限」の3つの基準に焦点を当て、それぞれの意義と影響について詳しく解説していきます。

1. 建築できる建物の種類
用途地域制度には、日本国内に12の主要な種類が存在し、それぞれの地域で建築できる建物の種類が厳しく規制されています。今回は、その中でも特に注目すべき「第一種低層住居専用地域」と「工業専用地域」にスポットを当てます。

第一種低層住居専用地域は、その名の通り、低層の住宅を中心とした静かな生活環境が保たれる地域です。ここでは、一戸建て住宅や小規模な集合住宅、学校や診療所、寺院などが建築可能であり、高さ制限が設けられているため、大型のマンションや商業施設の建設は許されません。一方、工業専用地域では、工場や倉庫などの産業施設が中心で、騒音や振動、匂いといった産業活動からの影響が許容される設計になっています。この地域では、住宅や教育・医療施設の建設は原則禁止されています。

2. 建ぺい率・容積率
建ぺい率とは、土地の有効活用を計画的に行うため、敷地面積に対する建築面積の最大割合を指します。容積率は、敷地面積に対して建物全体の容積が占めることができる割合を示し、地域の密度を調整するための指標となります。これらの制限を通じて、過密な建築を防ぎ、良好な住環境の確保や災害時の安全性を高めています。

 

建ぺい率と容積率について

3. 高さ制限
高さ制限は、地域の特性や景観、衛生、安全性を考慮して設けられる、建物の高さの上限を定める規制です。この制限には、北側斜線制限や隣地斜線制限、絶対高さ制限、道路斜線制限などがあり、これらは建築物が周囲の環境や景観と調和し、十分な日照や風通しが確保されるようにするためのものです。

これらの基準を設けることにより、私たちの住む地域は、土地の有効活用と緑豊かな空間の保全、そして快適で安全な生活環境が確保されています。用途地域制度を通じて、都市空間は計画的に整備され、私たちの日々の生活はより豊かなものとなるのです。

  用途地域を確認する重要性
 

用途地域の仕組みとその具体的な内容について、これまでに解説してきました。用途地域を確認することは、自分自身や家族にとって理想的な生活を送るための地域がどこであるかを見極める上で、非常に重要です。私たちの住環境は、様々な用途地域によって細かく分類されており、それぞれの地域には適した生活のスタイルがあります。

例えば、「第一種低層住居専用地域」に目を向けてみましょう。この地域は、主に低層の住宅が建ち並び、静かで落ち着いた環境が保たれています。高さ制限が設けられているため、建物の高さには一定の制限があり、2階建ての家なら問題なく建てることができます。しかし、土地の形状や面積によっては、建物の配置やデザインに工夫が必要になる場合もあります。このような地域では、美しい街並みが維持され、子どもたちが安心して通学できる環境が整っています。

ビルや高層マンションの密集する地域を避け、開放感や静かな環境での生活を望む場合、「第一種低層住居専用地域」が理想的な選択肢となるでしょう。このように、用途地域の確認を通じて、自分や家族にとって最適な居住環境を選ぶことが可能になります。

土地を購入したり、新しい住まいを検討したりする際には、事前にその地域の用途地域を確認することが大切です。これにより、将来的に建てられる建物の種類や、地域内での生活スタイルなど、重要な情報を得ることができます。用途地域を確認し、それぞれの地域が持つ特性を理解することで、理想の暮らしを実現する第一歩となるでしょう。

  最後に


いかがでしょうか。このように、用途地域を確認することで建てられる建築物の種類や、周辺環境を知ることができます。
ご自身で調べることもできますが、専門的な内容も含まれますので、専門家に相談することが一番かと思います。
住宅会社や不動産会社への相談して是非チェックしてみてください!

  関連コラム
 
「土地探しのコツ」≻≻≻ https://www.cielhome.jp/column/p6189/
「ハザードマップの見方」≻≻≻ https://www.cielhome.jp/column/p6141/

  執筆者プロフィール
 

吉村 亮祐

2級建築士。住宅省エネルギー設計技術講習。省エネ建築診断士。ライティングコーディネーター。
2015年入社。設計提案部所属。図面や土地提案、住宅ローン等、お家づくりにおけるお客様のトータルサポートを行う。

 

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